コラム一覧に戻る
眼科8分で読める

眼科専用電子カルテおすすめ比較|専用型と汎用型の違い

2026年7月21日

眼科専用電子カルテおすすめ比較|専用型と汎用型の違い
この記事をシェア

眼科の電子カルテ選びは、内科や整形外科など他科とは異なる視点が必要です。オートレフや眼圧計といった検査機器との連携、眼底写真やOCTなどの検査画像の管理、シェーマ(眼の図)への所見記入、コンタクトレンズ検査料をめぐる独特の予約・算定運用——。こうした眼科特有の要件をどこまで満たせるかで、日々の使い勝手は大きく変わります。本記事では、眼科専用電子カルテのおすすめの選び方として、「専用型」と「汎用型」の違いを比較しながら解説します。

なぜ眼科は電子カルテ選びが難しいのか

眼科診療は、他科と比べて「検査」の比重が非常に大きい診療科です。1人の患者に対して視力・眼圧・眼底・視野など複数の検査が行われ、その多くが専用機器から数値や画像として出力されます。さらに、検査は視能訓練士(ORT)が担当し、その結果を医師が診察で参照するという分業体制が一般的です。

  • 検査機器(オートレフ・ノンコン眼圧計・視野計・OCT・眼底カメラ等)からのデータ取り込み
  • 眼底写真・前眼部写真など画像の一元管理と経時比較
  • シェーマへの手書き所見や、左右眼(R/L)を区別した記録
  • 検査と診察が混在する予約枠の運用
  • コンタクトレンズ検査料の算定ルールに沿った受付・会計処理

これらを紙やExcel、汎用システムの継ぎ接ぎでこなすと、転記や二重入力が増え、算定漏れや査定のリスクも高まります。

眼科専用型と汎用型の違い

眼科向けの電子カルテは、大きく「眼科専用型」と「汎用型(全科対応)」に分けられます。

比較軸眼科専用型汎用型(全科対応)
検査機器連携眼科機器に最適化。数値・画像を自動取り込みしやすい対応機器が限られる場合がある
シェーマ・画像眼科専用テンプレート・シェーマが標準搭載汎用テンプレートで代替、カスタマイズが必要
検査主体の予約運用検査・診察混在の枠に対応しやすい診察中心の設計で調整が必要
CL検査料・眼科算定眼科の算定パターンに対応した設定が用意されやすい個別設定・運用でカバー
導入コスト・拡張性眼科に最適だが選択肢は限られがち製品数が多く、他科展開もしやすい

一般に、検査比重が高く画像・機器連携を重視する眼科では専用型の親和性が高い一方、汎用型でも眼科の要件を十分に満たせる製品が増えています。重要なのは「専用か汎用か」という枠ではなく、自院の診療スタイルに必要な機能を実際に満たせるかという観点です。

眼科の電子カルテで確認すべき7つのポイント

製品を比較する際は、次の観点でチェックすると失敗を防げます。

  1. 検査機器連携:自院で使う機器と連携でき、数値・画像を自動で取り込めるか
  2. 画像の経時比較:眼底・OCTなどの画像を左右・日付で並べて比較できるか
  3. シェーマ・所見記入:眼科用シェーマやテンプレートが使いやすいか
  4. 予約運用:検査と診察が混在する枠、ORTの担当割り当てに対応できるか
  5. レセコン一体・算定支援:CL検査料など眼科特有の算定に対応し、算定漏れを防げるか
  6. 入力の速さ:混雑時でも短時間で記録できる操作性か(音声入力・テンプレート)
  7. セキュリティ・制度対応:医療情報の安全管理ガイドラインやマイナ保険証・オンライン資格確認に対応しているか

AIネイティブという新しい選択肢

近年は、専用型・汎用型という従来の軸に加えて、「AIネイティブ」な電子カルテという選択肢が登場しています。ポテックが開発する「AIカルテ」は、AIを前提に設計された電子カルテで、次のような特長を持ちます。

  • AI音声入力によるSOAP自動生成:診察の会話から所見を自動で構造化し、記載時間を短縮
  • レセコン一体型・AIレセチェック:カルテと算定が同一基盤にあり、算定漏れや返戻リスクをAIが事前に検知
  • 検査機器・画像連携:検査値や画像をカルテに紐づけて一元管理
  • 予約機能の内包:検査と診察が混在する眼科の予約運用にも柔軟に対応

眼科は検査データと算定ルールが複雑に絡み合う診療科だからこそ、カルテ・レセプト・検査・予約が分断されず、AIがそれらを横断して支援できる基盤が力を発揮します。

おわりに

眼科の電子カルテ選びは、「専用型か汎用型か」というラベルだけで判断すべきではありません。検査機器連携・画像管理・シェーマ・検査主体の予約・CL検査料の算定といった眼科特有の要件を、自院の診療スタイルに照らして一つずつ確認することが、失敗しない選び方の本質です。そのうえで、AIによる入力・算定支援まで見据えると、将来の負担軽減の幅が大きく広がります。

ポテックはAIカルテの提供を通じて、クリニックの皆様の最適な事業パートナーとして、医師や看護師・医事スタッフの働きやすさの改善はもちろん、クリニックとして実現したいことを最大限に叶えられるようサポートいたします。

詳細については、ぜひお問い合わせください。

この記事をシェア

社会システムの開発・セキュリティ対応、ご相談ください

AIネイティブな医療情報システムの設計から、ISMS認証取得、3省2ガイドライン対応まで。社会基盤づくりの経験豊富な専門家がサポートします。

眼科専用電子カルテおすすめ比較|専用型と汎用型の違い | 株式会社ポテック