在宅医療の収益を支える柱のひとつが、在宅時医学総合管理料(在医総管)です。しかし在医総管は、訪問回数や単一建物診療患者数など複数の条件で点数区分が変わるうえ、要件も改定のたびに見直されるため、算定漏れや算定誤りが起こりやすい管理料でもあります。本記事では、在宅時医学総合管理料 算定のポイントと、電子カルテを活用した算定漏れ防止を、厚生労働省の公式情報をもとに整理します。
在医総管とは
在宅時医学総合管理料(在医総管)は、在宅での療養を行っており通院が困難な患者に対して、患者の同意を得て、計画的な医学管理のもと定期的な訪問診療を行っている場合に算定する管理料です。原則として月1回に限り算定します。施設入居者を対象とする施設入居時等医学総合管理料(施設総管)と対をなす位置づけです。
在医総管は在宅医療の中核的な報酬であり、要件を満たしているかを正しく管理できているかどうかが、クリニックの経営に直結します。
点数区分を左右する主な要素
在医総管の点数は、主に次のような要素の組み合わせで変わります。
- 単一建物診療患者の人数:同一建物で診療する患者数の区分
- 訪問診療の回数:月あたりの訪問回数
- 医療機関の類型・機能:機能強化型かどうか等
- 患者の状態:重症度に応じた区分
令和6年度改定では、単一建物診療患者数の区分の細分化や、訪問回数が一定を超える場合の減算など、点数構造の見直しが行われました。具体的な点数や区分の値は改定で変わるため、本記事では断定せず、必ず後述の公式情報で最新の点数表・算定要件を確認してください。
算定漏れ・算定誤りが起こりやすい場面
| 場面 | 起こりやすいミス |
|---|---|
| 患者数のカウント | 単一建物診療患者数の数え違いで区分を誤る |
| 訪問回数の管理 | 月内の訪問回数の集計漏れ |
| 同意・計画の記録 | 同意取得や診療計画の記載不備 |
| 併算定の可否 | 他の在宅系点数との組み合わせ誤り |
| 月1回ルール | 算定タイミングの重複・漏れ |
在宅医療は患者数・訪問先・訪問回数が動的に変化するため、これらを人手のみで正確に管理するのは大きな負担です。要件を満たしているのに算定していない「取りこぼし」は、そのまま収益ロスになります。
電子カルテによる算定支援
在医総管の算定漏れを防ぐには、訪問実績と算定要件をシステム側で結びつけることが有効です。訪問スケジュールや訪問実績が電子カルテに記録され、そのデータをもとに単一建物診療患者数や訪問回数を自動的に集計・判定できれば、人的なカウントミスを大幅に減らせます。
さらに、レセプト作成時に算定要件の充足をチェックする仕組みがあれば、記載不備や併算定の誤りに気づけます。訪問診療計画書などの書類作成と算定管理が同じ基盤でつながっていることが理想です。
AIカルテで在宅の算定を守る
ポテックのAIカルテは、訪問スケジュール管理と診療記録、レセコン一体型の請求を同一基盤で扱えます。訪問実績のデータを活かし、AIレセチェックが算定内容を点検することで、在医総管をはじめとする在宅系管理料の算定漏れ防止を支援します。訪問計画書などの書類自動作成にも対応し、マルチデバイスで現場から事務所までシームレスにつながります。3省2ガイドラインに準拠した設計で、在宅医療の複雑な算定業務を安心して支えます。
おわりに
在医総管は在宅医療の経営を左右する重要な管理料であり、複雑な要件ゆえに算定漏れが起こりやすい領域です。点数・要件は改定で変わるため、必ず厚生労働省など公式情報で最新条件を確認したうえで、電子カルテによる算定支援を活用し、取りこぼしのない請求体制を整えましょう。
ポテックはAIカルテの提供を通じて、クリニックの皆様の最適な事業パートナーとして、医師や看護師・医事スタッフの働きやすさの改善はもちろん、クリニックとして実現したいことを最大限に叶えられるようサポートいたします。
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