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白内障クリニカルパスを電子カルテで自動化|術後1日・7日・1か月の検査と予約

2026年9月30日

白内障クリニカルパスを電子カルテで自動化|術後1日・7日・1か月の検査と予約
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白内障手術は、眼科でもっとも件数の多い手術の一つです。そして術前検査から手術、術翌日・術後1週・術後1か月といった経過観察まで、決まった時期に決まった検査・処置を行う定型的な流れがあります。この流れを紙のパス表や担当者の記憶に頼って回していると、術後検診の予約漏れや検査の抜け、記録のばらつきが起こりやすくなります。本記事では、白内障クリニカルパスを電子カルテで自動化する考え方と、術後の検査・予約を確実に回すためのポイントを解説します。

白内障クリニカルパスとは

クリニカルパスとは、特定の疾患や手術について、標準的な検査・処置・説明の内容とタイミングを時系列で整理した診療計画です。白内障手術はプロセスが比較的定型化しているため、パスとの相性がよい代表的な領域です。

一般的な白内障手術の流れは、おおむね次のように整理できます(具体的な検査項目や時期は施設の方針によって異なります)。

  • 術前:視力・屈折・眼圧・角膜曲率・眼軸長などの検査、IOL度数の決定、手術説明と同意取得
  • 手術当日:手術の実施、術中記録、術後の点眼指導
  • 術後1日:視力・眼圧・前眼部の確認
  • 術後1週:創部や炎症の状態、視力・眼圧の確認
  • 術後1か月:視力・屈折の安定を確認し、必要に応じて眼鏡処方などを検討

片眼ずつ手術を行う場合は、この流れが左右で時期をずらして2回走ることになり、管理はさらに複雑になります。

紙や手作業のパス運用で起こりやすい問題

パスを紙で運用している場合、あるいは電子カルテがあってもパスの展開を手作業で行っている場合、次のような問題が起こりがちです。

  • 術後検診の予約漏れ:手術予約時に術後の受診日をすべて押さえきれず、患者が来院しないまま時期を逃す
  • 検査項目の抜け:その時期に必要な検査が実施されていない、または記録されていない
  • 左右眼の管理の混乱:両眼手術の場合に、どちらの眼が術後何日目なのかが分かりにくくなる
  • 記録のばらつき:担当者によって記載の粒度が異なり、術後経過を比較しにくい
  • スタッフの負担:パス表の作成・確認・予約調整を毎回人の手で行う必要がある

とくに術後検診の予約漏れは、合併症の早期発見の機会を逃すことにもつながりかねません。予約と診療記録が別々のシステムに分かれていると、この問題はさらに起こりやすくなります。検査と診察が混在する眼科の予約運用全般については、眼科の予約システムの選び方で解説しています。

電子カルテでパスを自動展開するメリット

手術日を起点に、術後の検査・処置・受診予定を電子カルテ上で自動展開できれば、上記の問題の多くを仕組みで防げます。

  1. 予定の自動生成:手術日を入力すると、術後1日・7日・1か月などの予定が自動で並ぶ
  2. 検査項目の標準化:各時期に行う検査・処置があらかじめセットされ、抜けを防げる
  3. 左右眼の明確な管理:眼ごとにパスが展開されるため、両眼手術でも経過を取り違えにくい
  4. 記録の比較しやすさ:同じ時期に同じ項目が記録されるため、術後の視力・眼圧の推移を比較しやすい
  5. スタッフの負担軽減:パス表の作成や予約の洗い出しにかかる手作業を減らせる

また、パスの運用で重要なのは「逸脱」への気づきです。予定どおりに受診していない患者、眼圧が想定より高い患者などを早めに把握できれば、個別のフォローにつなげられます。データが一つの基盤にそろっていることが、その前提になります。

術後検診の予約を「患者側」からも支える

術後検診を確実に受けてもらうには、院内の予定管理だけでなく、患者側への案内も重要です。白内障手術を受ける患者は高齢の方が多く、次回の受診日を忘れてしまうことも珍しくありません。

  • 次回受診日をわかりやすく案内する
  • 受診日が近づいたらリマインドする
  • 予約の変更・確定を患者自身が簡単に行えるようにする

こうした患者向けの仕組みを電子カルテと連動させれば、院内で展開したパスの予定がそのまま患者への案内につながり、電話での予約調整の負担も減らせます。PHR(患者向けの健康記録アプリ)の考え方については、PHRとはもあわせてご覧ください。

AIカルテ眼科の白内障クリニカルパス

ポテックが開発する「AIカルテ 眼科」は、白内障診療の術前から術後までを一つの基盤で扱えるAIネイティブの電子カルテです。クリニカルパスに関わる部分では、次のような機能を備えています。

  • 白内障クリニカルパス:手術 → 1日 → 7日 → 1か月の検査・処置を自動展開
  • 手術管理・同意書:手術予約・術前術中術後記録・説明同意書PDF生成
  • IOL度数計算:白内障手術前の眼軸長から最適なIOL度数を自動算出
  • 眼科検査入力:視力・屈折・眼圧・角膜曲率・OCTなど11種を左右別に入力・履歴化
  • AI次回予約レコメンド:術後検診などの次回予約をAIがレコメンド

さらにAIカルテ眼科は、患者向けPHRアプリ「ポテっくん」と同じデータ基盤上で完全連動します。院内でAIが次回予約(術後検診等)をレコメンドすると、患者側のポテっくんには予約案内が届き、ワンタップで予約できます。LINE連携による予約リマインダにも対応しているため、術後検診の受診漏れを患者側からも防ぐ仕組みをつくれます。点眼薬・処方薬の管理とリマインダ機能もあり、術後の点眼継続の支援にもつながります。

術前のIOL度数計算とデータ連携については、白内障手術のIOL度数計算を電子カルテで完結で詳しく解説しています。AIカルテが眼科で強みを発揮する理由の全体像は、AIカルテが眼科に強い理由にまとめています。

おわりに

白内障手術は定型化されたプロセスだからこそ、仕組みで回せる部分が多い領域です。クリニカルパスを電子カルテで自動展開し、予約・記録・患者への案内までを一つの基盤でつなげれば、術後検診の漏れを防ぎながら、スタッフの手作業を大きく減らせます。医師は、パスから逸脱した患者への個別対応など、本来集中すべき判断に時間を使えるようになります。

ポテックはAIカルテの提供を通じて、クリニックの皆様の最適な事業パートナーとして、医師や看護師・医事スタッフの働きやすさの改善はもちろん、クリニックとして実現したいことを最大限に叶えられるようサポートいたします。

詳細については、ぜひお問い合わせください。

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