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麻酔科(ペインクリニック)の2026年度診療報酬改定 — 変更がないこと自体が答え

神経ブロック料、慢性疼痛管理関連、麻酔管理料のいずれにも特有の大きな変更は確認できませんでした。ペインクリニック開業医にとっては収益構造が維持される見込みです。一方、手術の集約化が進む流れのなかで、病院麻酔科医の需給は集約先の大病院に寄る方向にあります。

2026年7月30日

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麻酔科(ペインクリニック)について、当該科に特有の大きな変更は確認できませんでした。

神経ブロック料(L100・L101等)、慢性疼痛疾患管理料、麻酔管理料(Ⅰ)(Ⅱ)のいずれについても、点数・区分の見直しに関する情報は確認できていません。ペインクリニック開業医にとっては、「変更がないこと」自体が答えです。

1. 主な変更点

項目変更内容新旧点数影響度
神経ブロック料(L100・L101等)当該科に特有の大きな変更は確認できず(点数・区分の見直し情報なし。共通事項の影響が中心)―(要一次確認)
慢性疼痛管理関連(慢性疼痛疾患管理料等)特有の変更は確認できず
麻酔管理料(Ⅰ)(Ⅱ)特有の大きな変更は確認できず―(要一次確認)
関連動向今改定は「外科医・外科症例の集約化」を強く志向(手術関連の施設基準・実績要件強化)。外保連は「外科技術料の評価は不十分」と表明しており、手術麻酔の需要は集約先の大病院に寄る方向中(勤務麻酔科医の需給)

2. 経営インパクトと対応

(1)増収は共通事項から作る。 収益構造が維持される見込みである以上、増点は共通事項からしか来ません。

  • 再診料+1点
  • 外来・在宅物価対応料(初診2点・再診2点/令和9年6月に倍増)
  • ベースアップ評価料(初診17〜23点・再診4〜6点)— 届出必須
  • 生活習慣病・かかりつけ機能関連(該当する場合)

ペインクリニックは慢性疼痛の患者が定期的に通院する構造であり、再診の比重が高いぶん、再診側の上乗せが積み上がりやすいという特徴があります。

(2)エコーガイド下ブロックの件数管理を継続する。 点数が動かない以上、件数と枠の効率が業績を決めます。

(3)リハ科併設型は併用ルールの順守を。 運動器リハビリテーションを併設している場合、消炎鎮痛等処置との併算定ルール等の運用適正化を継続してください。リハ側は今回、離床を伴わない訓練の90%減算など運用が締まっています。

(4)病院麻酔科は集約化の流れを読む。 手術の集約化が進めば、麻酔の需要も集約先の施設に集中します。フリーランス・非常勤麻酔の単価交渉環境は、施設側の手術実績要件の強化とセットで動きます。勤務先や派遣先の症例数要件の充足状況を確認しておくべきです。

3. 実務チェックリスト

  • ベースアップ評価料を届け出ているか(既届出でも再届出が必要)
  • 物価対応料が初再診レセプトに乗っているか確認したか
  • 電子的診療情報連携体制整備加算を新規届出したか
  • 神経ブロックの件数と枠あたりの実施数を把握しているか
  • (リハ併設)リハと処置の併算定ルールを最新の運用に合わせているか
  • (病院・非常勤)勤務先の手術実績要件の充足状況を確認したか

4. AIカルテはこの改定にどう効くか — 機能単位で見る

制度が動かない年は、算定の精度と患者の継続率が業績を決めます。ポテックのAIカルテがどう効くのか、機能ごとにご紹介します。

機能1:会計・レセプト管理 — 併算定ルールを機械的に守る

自動算定エンジンが包括・背反・回数制限をチェックし、算定可否を自動判定します。

ペインクリニックは、神経ブロック・消炎鎮痛等処置・リハビリテーションが同一患者に併存しやすい診療です。同一日の複数療法は主たるもののみといったルールが絡み、査定の温床になりがちです。点数からの増点が見込めない年ほど、こうした取りこぼしと査定の削減が実質的な増収になります。

機能2:患者向けPHRアプリ「ポテ君」連携 — 慢性疼痛患者の通院を支える

処方箋のOCR取り込みと服薬リマインダ、受診予約、LINEログインとPush通知に対応します。

慢性疼痛の管理は**「痛みが軽い時期に通院が途切れ、悪化してから再受診する」という循環**が起きやすい領域です。定期受診の案内と服薬継続のリマインドが患者側に届く仕組みは、治療の一貫性と収益の安定の両方に効きます。再診中心の収益構造を持つ診療科では、継続率がそのまま業績です。

機能3:経営分析ダッシュボード — 枠あたりの効率を見る

来院実績・患者単価・月次推移を自動集計し、可視化します。

点数が動かないということは、業績の差は運用の差からしか生まれないということです。ブロック枠の稼働率、1人あたりの通院継続月数、処置の構成比。これらを月次で見られる状態が、限られた改善余地を見つけるための土台になります。

全科共通事項もあわせてご確認ください

麻酔科(ペインクリニック)の増収は共通事項の取り切りが主軸です。初再診料、物価対応料、ベースアップ評価料、電子的診療情報連携体制整備加算については「全科共通事項」をご確認ください。

出典(主要)

この診療科の経営トレンドを読む麻酔科(ペインクリニック)の経営トレンド2026 — 標榜には院長個人の大臣許可が要る
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本記事の位置づけ本記事の点数・加算・改定内容・費用相場は、コンサルティング会社・税理士法人・各医療機関の公表資料等の二次情報を基に整理したものです。実際の算定・届出・投資判断にあたっては、厚生労働省の告示・通知等の一次情報を必ずご確認ください。

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