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【2026年版】眼科向け電子カルテ比較|NAVIS-CLほか主要製品の特徴とAIカルテの強み

2026年9月30日

【2026年版】眼科向け電子カルテ比較|NAVIS-CLほか主要製品の特徴とAIカルテの強み
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眼科の電子カルテは、検査機器との連携、画像のファイリング、シェーマ、左右眼の記録など、他科にはない要件が多い分野です。そのため国内でも、眼科に特化した製品や、眼科機器メーカーが提供する製品など、複数のタイプが併存しています。本記事では、眼科向け電子カルテの主要製品を類型ごとに整理し、各製品の公式情報で確認できる特徴を比較します。そのうえで、AIネイティブ電子カルテである「AIカルテ」の眼科領域での強みを紹介します。

「専用型と汎用型の違い」といった選び方の基本は、眼科専用電子カルテおすすめ比較|専用型と汎用型の違い で解説しています。本記事はその続編として、具体的な製品名に踏み込んで比較します。

※各製品の情報は、2026年9月時点で各社の公式サイト・公式発表で確認できた内容に基づきます。機能や提供条件は変更されることがあるため、導入検討時は必ず各社へ最新情報をご確認ください。価格は公式に公開されていないものが多いため、本記事では扱いません。

眼科向け電子カルテの4つの類型

眼科向けの電子カルテは、成り立ちによって大きく4つの類型に分けられます。

類型概要主な製品例
眼科専用型眼科診療に特化して設計された電子カルテ。眼科テンプレートやシェーマ、検査データ取り込みを標準で備えるCLIPLA Eye、CLIUS-Cross、MediusCL、eyemet's
機器メーカー系眼科検査機器メーカーが提供する電子カルテ・ファイリング。自社・他社の眼科機器との接続ノウハウが強みNAVIS-CL(ニデック、新規受注一時停止中)、IMAGEnet eカルテV5 / V5クラウド(トプコンヘルスケア)
ファイリング連携型画像ファイリングシステムと電子カルテを組み合わせて眼科運用を構成するClaio+REMORA(ファインデックス)
AIネイティブ型AIを前提に設計され、カルテ・レセコン・検査・予約を同一基盤で扱うAIカルテ 眼科(ポテック)

同じ「眼科向け」でも、どこに強みの軸足を置いているかは類型によって異なります。まずは自院が重視するのが「機器・画像」なのか、「入力と算定の効率」なのか、「クラウドでの運用性」なのかを整理しておくと、比較がぶれにくくなります。

主要製品の特徴(公式情報より)

CLIPLA Eye(株式会社クリプラ)

眼科専用のクラウド型電子カルテ&レセコンです。公式サイトでは、検査データの自動取り込み、レセコンとの連携、複数端末からの同時アクセス、院外からの利用、システムの自動更新などが特徴として挙げられています。導入施設数は200施設以上(2025年6月時点)と公表されています。

CLIUS-Cross(株式会社DONUTS)

眼科診療所向けのクラウド型電子カルテです。数値・画像検査データの取り込み、ビューア連携による検査機器の解析データ閲覧、手書き感覚で編集できるシェーマ機能、眼科専用医療情報システム「NAVIS-Cross」との連携などが公式に紹介されています。よく使う病名を自動学習して入力を補助する機能も挙げられています。

MediusCL(株式会社ビーライン)

クリニック向けの眼科電子カルテシステムです。300種類以上の検査テンプレートと500種類以上のシェーマを備え、各種検査機器の画像・数値データの自動取り込み、日医標準レセプトソフト(ORCA)やPHCメディコムとのレセコン連携、処方アシスト機能などが公式に紹介されています。

eyemet's(株式会社ファーストメディカル)

電子カルテ機能とファイリング機能を統合した眼科向けシステムです。医療機器との接続により検査結果(画像・数値)をカルテや画像一覧へ自動で貼り付ける機能、筆圧感知対応の液晶ペンタブレットによるシェーマ、日医標準レセプトソフト(ORCA)との連携などが公式に挙げられています。必要な機能を選んで段階的に導入でき、ファイリングのみの運用にも対応するとされています。

NAVIS-CL(株式会社ニデック)

眼科機器メーカーであるニデックが提供してきた、診療所向けの電子カルテシステムです。紙カルテのイメージを継承して移行の障壁を下げる画面設計、筆圧感知タブレットによる手書き感覚のシェーマ記載、コスト漏れや二重請求の防止機能、診察終了後に診療行為が会計へ自動反映される仕組みなどが公式に紹介されています。レセプト機能には日医標準レセプトソフト(ORCA)が採用されています。

なお、公式サイトでは新規受注を一時停止していると案内されています。導入済みの施設向けには、端末やライセンスの追加、リプレイス等に引き続き対応するとされています。また、ニデックは2024年11月、NAVIS-CLのノウハウを活かした眼科向け電子カルテ機能の共同開発について、DONUTS(CLIUS)との協業を発表しています。

IMAGEnet eカルテV5 / V5クラウド(トプコンヘルスケア)

眼科機器メーカーであるトプコングループが提供する眼科用電子カルテです。2004年から眼科専用電子カルテシステムを開発してきたノウハウと、各社眼科医療機器との接続実績が特徴とされています。オンプレミス型とクラウド型の両方が提供され、所見入力サポートや過去カルテからのドラッグ&ドロップ、医事会計システムへのデータ作成支援などの機能が公式に紹介されています。

Claio+REMORA(株式会社ファインデックス)

画像ファイリングシステム「Claio」と電子カルテ「REMORA(REMORA Cloud)」を組み合わせたクリニック向け眼科ソリューションです。スリット、眼底カメラ、OCT、スペキュラーなどの機器連携や、レフケラ・ノンコン・ハンフリー等の検査データ自動取り込み、シェーマ記載、WebORCA等との会計連携などが公式に紹介されています。

機能軸で見る比較のポイント

製品ごとの細かな機能差は、導入時期やオプション構成で変わるため、ここでは類型ごとの一般的な傾向として整理します。

比較軸眼科専用型機器メーカー系ファイリング連携型AIネイティブ型(AIカルテ)
検査機器連携主要機器からの自動取り込みに対応する製品が多い眼科機器との接続ノウハウが豊富ファイリング側で多様な機器・データ形式を集約OCT・眼底カメラ・眼圧計・オートレフ等からDICOM経由で自動取込
シェーマ・テンプレート眼科専用テンプレート・シェーマを標準搭載眼科向けの所見入力支援を搭載電子カルテ側でシェーマ記載に対応眼科テンプレート+シェーマ入力+AI所見ドラフト
レセコンORCA等との連携、または一体型医事会計システムと連携WebORCA等と連携レセコン一体型。眼科特有コードの自動算定と包括・背反チェック
提供形態クラウド型・オンプレミス型の双方があるオンプレミス/クラウドを選択可オンプレミス/クラウドを選択可クラウド。医療機関ごとにデータを完全分離
AI活用入力補助など一部機能で活用する製品もある公式情報の範囲では入力支援が中心公式情報の範囲では入力支援が中心音声からのSOAP自動構造化、診断・鑑別提案、検査トレンド要約など診療フロー全体
手術・白内障製品・構成により異なる(各社に要確認)製品・構成により異なる(各社に要確認)製品・構成により異なる(各社に要確認)IOL度数計算、白内障クリニカルパス、手術管理・同意書PDF生成

比較の際に押さえたいのは、「どの機能があるか」だけでなく「機能同士がどうつながっているか」です。検査データ、所見、算定、予約が別々のシステムに分かれていると、機能が揃っていても転記や確認作業が残ります。

AIカルテが眼科で強い理由

ポテックの「AIカルテ 眼科」は、AIを前提に設計されたAIネイティブ電子カルテです。眼科の業務に照らすと、次の点に強みがあります。

  • 眼科検査を左右別に構造化:視力・屈折・眼圧・角膜曲率・OCTなど11種の検査値を左右別に入力・履歴化。検査値からAIが所見ドラフトを自動生成します
  • 白内障診療の一連の流れをカバー:眼軸長からのIOL度数自動算出、手術→1日→7日→1か月の検査・処置を自動展開する白内障クリニカルパス、手術予約から術前・術中・術後記録、説明同意書のPDF生成までを1つの基盤で扱えます
  • 検査機器連携:TOPCON・NIDEK・Carl Zeiss・CANON・TOMEYなど主要メーカーのOCT・眼底カメラ・眼圧計・オートレフ・視野計などと、DICOM経由で検査データを自動取込します
  • レセコン一体型:電子カルテとレセコンを同一プロダクトで提供。眼科特有の検査・処置コードに対応した自動算定と、包括・背反チェックを内蔵しています
  • AIアシスタント:診断提案、鑑別診断、検査トレンド要約、患者向け説明文のパーソナライズまで、診療フロー全体にAIが伴走します
  • 患者向けPHRアプリとの一体提供:患者向けアプリ「ポテっくん」と同じデータ基盤で連動し、予約・問診・点眼薬の服薬リマインダ・術後検診の次回予約レコメンドまでつながります
  • API連携とセキュリティ:OAuth2ゲートウェイ・Webhook・MCPサーバーによる外部連携に対応(FHIRゲートウェイは開発中)。全CRUD監査ログとマルチテナントの完全分離で、3省2ガイドライン準拠の運用基盤を提供します

既存の眼科向け製品が「眼科機器や眼科の記録様式への最適化」を積み重ねてきたのに対し、AIカルテは「検査・記録・算定・患者接点をひとつのデータ基盤にまとめ、そのうえでAIが横断的に支援する」という設計思想に立っています。眼科でAIネイティブ電子カルテが力を発揮する理由は、眼科にAIカルテが向いている理由 で詳しく解説しています。機能の全体像は AIカルテ 眼科 のページでご覧いただけます。

NAVIS-CLからの乗り換えを検討する際のポイント

NAVIS-CLは長く眼科診療所で使われてきた製品で、現在お使いの施設も多くあります。新規受注は一時停止中ですが、既存施設へのサポートは継続すると案内されているため、慌てて乗り換える必要はありません。一方で、端末の更新やOSのサポート期限、リース満了、分院展開といったタイミングは、今後の運用を見直すきっかけになります。乗り換えを検討する際は、次の点を事前に整理しておくとスムーズです。

  • 過去カルテとシェーマの扱い:手書きのシェーマや紙カルテイメージで蓄積した記録を、新しいシステムでどの形で参照できるようにするか(データ移行か、参照用の保管か)
  • 検査データ・画像の引き継ぎ:検査機器から取り込んできた数値・画像を、左右眼や日付の情報を保ったまま移せるか
  • レセコン(ORCA)との関係:ORCA連携の運用を続けるか、レセコン一体型に切り替えて記録から算定までを一本化するか
  • 切り替え時期と並行稼働:繁忙期を避けた移行日程、スタッフの操作習熟、旧システムとの並行運用期間

AIカルテ 眼科では、移行できるデータの範囲や方法を現行システムを確認したうえでご提示し、移行作業は弊社チームが実施します。レセコン一体型のため、ORCAとの連携運用から、記録と算定を同じ基盤で扱う運用へ移ることもできます。移行全般の進め方は 電子カルテのデータ移行ガイド、切り替えのタイミングは 電子カルテの乗り換え時期 もあわせてご覧ください。

自院に合う製品を選ぶための3つの問い

最後に、製品を絞り込む際に役立つ問いを3つ挙げます。

  1. 自院の検査機器とどうつながるか:使用中・導入予定の機器のメーカーと型番を一覧にし、各製品で自動取り込みが可能か、DICOM等の標準的な方式か個別対応かを確認する
  2. 記録から算定までが途切れないか:検査・所見・処方がそのまま算定に反映されるか。レセコンが別製品の場合、連携の範囲と二重入力の有無を確認する
  3. 今後の運用拡張に耐えられるか:白内障手術の実施、分院展開、患者アプリや外部サービスとの連携、AI活用など、数年先の運用に対応できるかを確認する

デモでは、自院の典型的な患者1人分(受付→検査→診察→会計)の流れを実際に通して操作してみることをおすすめします。

おわりに

眼科向け電子カルテは、眼科専用型、機器メーカー系、ファイリング連携型と、それぞれの成り立ちに応じた強みを持つ製品が揃っています。そこに新たに加わったのが、AIを前提に設計されたAIネイティブ型です。機能の有無を並べるだけでなく、検査から記録・算定・患者対応までが一つの流れとしてつながるかという観点で比較すると、自院に合う製品が見えてきます。

ポテックはAIカルテの提供を通じて、クリニックの皆様の最適な事業パートナーとして、医師や看護師・医事スタッフの働きやすさの改善はもちろん、クリニックとして実現したいことを最大限に叶えられるようサポートいたします。

詳細については、ぜひお問い合わせください。

参考・出典

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