医療機関のセキュリティ対策ガイド
病院、診療所、助産所の管理者には、医療法施行規則によりサイバーセキュリティを確保するための措置が求められています。その参照先となる厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」は、令和8年6月に第7.0版へ改定されました。同じ月には、立入検査で確認される「医療機関・薬局におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」も公表されています。このページでは、ポテックが公開しているセキュリティのコラム106本を7つのテーマに分けました。院長・事務長・情報担当の方が、自院の状況に合わせて必要な記事から読めるようにしています。
安全管理ガイドライン(第7.0版)
14本厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」第7.0版の変更点、各編の要点、令和8年度のサイバーセキュリティ対策チェックリストを解説します。安全管理責任者の選び方、小規模クリニックでどこまで対応するかなど、院長・事務長が最初に押さえる内容です。
まず読みたい記事
- 安全管理ガイドライン第7.0版の変更点|医療機関がすべきこと
- 令和8年度サイバーセキュリティ対策チェックリスト全項目解説
- 二要素認証は令和9年度にどこまで必須か|電子カルテ・サーバ・VPN
- 小規模クリニックのガイドライン対応|どこまでやるか
- 経営管理編の要点|経営層が負う責任
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- 安全管理ガイドライン第7.0版の変更点|医療機関がすべきこと
- 令和8年度サイバーセキュリティ対策チェックリスト全項目解説
- 二要素認証は令和9年度にどこまで必須か|電子カルテ・サーバ・VPN
- 小規模クリニックのガイドライン対応|どこまでやるか
- 経営管理編の要点|経営層が負う責任
- 企画管理編の要点
- システム運用編の要点
- 3省2ガイドライン チェックリスト|医療機関の対応状況を自己点検
- 医療情報安全管理責任者の役割と選任
- 医療機関のセキュリティ体制の作り方|情シスが1人の病院での現実解
- クラウド利用時のガイドライン対応
- ガイドライン対応を外部に委託するときの論点
- 医療情報の外部保存の要件|どこまで院外に置けるのか
- 医療情報システムの調達要件にセキュリティを入れる|仕様書の書き方
3省2ガイドライン
13本医療機関向けの厚生労働省ガイドラインと、システム・サービスを提供する事業者向けの経済産業省・総務省ガイドラインをあわせた「3省2ガイドライン」の対応を整理します。医療機関と事業者の責任分界、委託するときの論点、ISMS文書との統合も扱います。
まず読みたい記事
- 3省2ガイドラインとは?電子保存の三原則と電子カルテ導入時の確認点
- 経産省・総務省ガイドラインの要点(事業者側)
- 3省2ガイドライン チェックリスト|医療機関の対応状況を自己点検
- 責任分界点とは?意味とクラウド・医療情報システムでの決め方
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- 経産省・総務省ガイドラインの要点(事業者側)
- 3省2ガイドライン チェックリスト|医療機関の対応状況を自己点検
- 責任分界点とは?意味とクラウド・医療情報システムでの決め方
- ISMS文書と3省2ガイドライン対応文書の統合
- ガイドライン対応を外部に委託するときの論点
- クラウド利用時のガイドライン対応
- 医療SaaSのISMS|マルチテナントのリスク評価
- 医療情報の外部保存の要件|どこまで院外に置けるのか
- 医療情報システムの調達要件にセキュリティを入れる|仕様書の書き方
- PHR事業者のISMS|個人情報保護法との関係
- 3省2ガイドラインとは?電子保存の三原則と電子カルテ導入時の確認点
- 3省2ガイドライン対応の実務ステップ|責任分界とリスクアセスメントの進め方
- 医療機関のクラウドセキュリティ|責任共有・3省2ガイドライン・ゼロトラスト
ISMS・認証取得
55本ヘルスケア企業・医療SaaS事業者がISMS(ISO/IEC 27001)認証を取得・維持するための実務を、費用・期間・適用範囲・文書体系・審査対応の順にまとめています。附属書Aの管理策や各箇条の読み方、Pマーク・SOC 2との違いも解説します。
まず読みたい記事
- ISMS(ISO/IEC 27001)とは|ヘルスケア企業のための完全ガイド
- ISMS取得費用の全体像|コンサル費・審査費・社内工数
- ISMS取得にかかる期間|6か月スケジュールの実際
- ISMS適用範囲の決め方
- ISMSとPマークの違い|どちらを取るべきか
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- 組織的管理策37項目の読み方
- 附属書A 2022年版|93管理策と4テーマの全体像
- 人的管理策8項目の読み方
- 物理的管理策14項目の読み方
- 技術的管理策34項目の読み方
- 審査費用の相場と変動要因
- 事業継続計画(BCP)とISMSの接続
- 主要審査機関の比較|BSI・JQA・BV・SGS・DQS
- 審査機関の選び方|相見積で見るべき点
- 治験・臨床研究システムのISMSとER/ES指針
- 審査でよくある不適合と対策
- 是正処置報告書の書き方
- ヘルスケア企業のISMS適用範囲設計
- インシデント対応手順の作り方(事業者)
- 情報資産の洗い出しと台帳の作り方
- 情報セキュリティ方針の書き方
- 内部監査の進め方|計画・チェックリスト・報告
- ISMS-AC・UKAS・ANAB|認定機関の違いと選び方
- ISMSが取引条件になるケース|医療機関・製薬・自治体の調達
- ISMS認証取得のメリット・デメリット
- ISMS取得費用の全体像|コンサル費・審査費・社内工数
- ISMS取得にかかる期間|6か月スケジュールの実際
- ISMS文書体系|何をどこまで作るか
- ISMS(ISO/IEC 27001)とは|ヘルスケア企業のための完全ガイド
- ISMS認証を取らない選択肢|チェックシート対応との比較
- ISMS適用範囲の決め方
- 少人数組織のISMS|50名以下で取得するときの考え方
- 規程のひな形を自社化するコツ
- ISMS文書と3省2ガイドライン対応文書の統合
- ISMSとPマークの違い|どちらを取るべきか
- ISMSとSOC 2の違い|海外取引・SaaS事業者の選択
- ISO/IEC 27001:2022への移行|2013年版との差分
- 箇条10 改善|不適合と是正処置
- ISO/IEC 27001 箇条4|組織の状況
- 箇条5 リーダーシップ|トップマネジメントの責任
- 箇条6 計画|リスクアセスメントと情報セキュリティ目的
- 箇条7 支援|力量・認識・文書化した情報
- ISO/IEC 27001 箇条8|運用
- 箇条9 パフォーマンス評価|監視・測定・内部監査
- ISO 27017・27018とは|クラウド向けの追加認証
- PIMSとは?ISO/IEC 27701の要点と2025年版で変わったこと
- マネジメントレビューの進め方と議事録
- 医療SaaSのISMS|マルチテナントのリスク評価
- PHR事業者のISMS|個人情報保護法との関係
- 更新審査(3年目)の準備
- リスクアセスメントの進め方|評価基準の設計
- リスク対応計画とリスク受容の判断
- SaMDとISMS・QMS(ISO 13485)の関係
- 従業者教育の設計|受講率100%の運用
- 情報セキュリティ目的とKPIの立て方
- 1次審査(文書審査)で見られること
- 2次審査(実地審査)で見られること
- 適用宣言書(SoA)の書き方
- 外部委託先管理|チェックシートと契約条項
- サーベイランス審査(維持審査)の準備
ランサムウェア・インシデント対応
14本医療機関が狙われる理由と、被害を防ぐ・広げない・診療を止めないための対策をまとめています。VPN機器の脆弱性対策、バックアップ設計、サイバー攻撃を想定したBCP、被害時の初動とインシデント対応計画まで、事前の準備から発生後の対応までを扱います。
まず読みたい記事
- 医療機関のランサムウェア対策|なぜ狙われ、何から手をつけるか
- ランサムウェア被害時の初動|最初の1時間と最初の1日に何をするか
- サイバー攻撃を想定したBCP|自然災害BCPとの違いと診療継続の優先順位
- 医療機関のバックアップ設計|3-2-1ルールと加算1の要件
- 医療機関のインシデント対応計画|誰が何を判断し、診療をどう続けるか
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- 医療機関のランサムウェア対策|なぜ狙われ、何から手をつけるか
- ランサムウェア被害時の初動|最初の1時間と最初の1日に何をするか
- サイバー攻撃を想定したBCP|自然災害BCPとの違いと診療継続の優先順位
- 医療機関のバックアップ設計|3-2-1ルールと加算1の要件
- 医療機関のインシデント対応計画|誰が何を判断し、診療をどう続けるか
- VPN機器の脆弱性対策|医療機関の境界を守る運用設計
- インシデントの構造から学ぶ|医療機関に共通する失敗パターン
- ウイルス対策とEDR|医療機関が導入前に決めておくこと
- ネットワーク分離と資産管理|何がどこに繋がっているかを把握する
- ネットワーク接続医療機器のセキュリティ|古いOSのまま使われる機器をどう守るか
- 標的型攻撃メール訓練|開封率を下げるのではなく報告率を上げる
- 医療機関のサイバー保険|何が補償され、何が対象外か
- 事業継続計画(BCP)とISMSの接続
- インシデント対応手順の作り方(事業者)
情報漏えい対策
11本クリニック・病院で起きる情報漏えいを、人のミス、認証の突破、外部からの攻撃、委託先経由といった経路ごとに整理し、優先順位をつけた対策を解説します。USBメモリや持ち出し端末の管理、職員教育、漏えいが起きたときの報告義務も扱います。
まず読みたい記事
- 情報漏洩時代にクリニックが守るべきセキュリティ対策|漏洩の経路別に優先順位とチェックリストを整理
- 個人情報漏えい時の報告義務|医療機関が押さえる速報・確報と本人通知
- USBメモリ・可搬媒体の管理|禁止だけでは止まらない持ち出しをどう設計するか
- 職員教育・訓練の設計|時間が取れない医療現場で成立させる
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- 情報漏洩時代にクリニックが守るべきセキュリティ対策|漏洩の経路別に優先順位とチェックリストを整理
- 個人情報漏えい時の報告義務|医療機関が押さえる速報・確報と本人通知
- USBメモリ・可搬媒体の管理|禁止だけでは止まらない持ち出しをどう設計するか
- 職員教育・訓練の設計|時間が取れない医療現場で成立させる
- 端末管理|持ち出しPC・タブレットの安全対策
- 電子カルテのアクセスログ点検|不正閲覧をどう検知し、どう抑止するか
- なぜ二要素認証が必要なのか?オンライン診療サービスの情報漏洩事件から考えるセキュリティ対策
- 医療ITサービスへの不正アクセスから学ぶ|医療機関のセキュリティ対策と委託先管理
- 標的型攻撃メール訓練|開封率を下げるのではなく報告率を上げる
- 無線LANの安全管理|院内Wi-Fiを業務用と患者用に分ける設計
- 医療機関のサイバー保険|何が補償され、何が対象外か
アクセス管理・認証
11本二要素認証の令和9年度の期限、パスワードのルール、職種別のアクセス権限と特権IDの管理、アクセスログの点検など、「誰が・何に・どう入れるか」を管理するための対策を解説します。院内Wi-Fiやリモート保守の接続管理もここで扱います。
まず読みたい記事
- 二要素認証は令和9年度にどこまで必須か|電子カルテ・サーバ・VPN
- 多要素認証の導入|医療現場の制約を前提にした現実的な落としどころ
- パスワードポリシーの設計|医療機関で現実に守られるルールをつくる
- アクセス権限設計と特権ID管理|医療機関で現実的にどこまでやるか
- 電子カルテのアクセスログ点検|不正閲覧をどう検知し、どう抑止するか
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- 二要素認証は令和9年度にどこまで必須か|電子カルテ・サーバ・VPN
- 多要素認証の導入|医療現場の制約を前提にした現実的な落としどころ
- パスワードポリシーの設計|医療機関で現実に守られるルールをつくる
- アクセス権限設計と特権ID管理|医療機関で現実的にどこまでやるか
- 電子カルテのアクセスログ点検|不正閲覧をどう検知し、どう抑止するか
- ログ管理と監査証跡|取っているが見ていない状態から抜け出す
- なぜ二要素認証が必要なのか?オンライン診療サービスの情報漏洩事件から考えるセキュリティ対策
- リモートメンテナンスの安全管理|ベンダー保守接続をどう管理するか
- 無線LANの安全管理|院内Wi-Fiを業務用と患者用に分ける設計
- ネットワーク分離と資産管理|何がどこに繋がっているかを把握する
- 端末管理|持ち出しPC・タブレットの安全対策
委託先・クラウド管理
16本電子カルテやクラウドサービスの事業者、保守業者など、委託先を通じたリスクの管理方法をまとめています。事業者へのセキュリティチェックシートと質問リスト、責任分界とSLAの書き方、クラウド事業者の選び方、サプライチェーンリスクを扱います。
まず読みたい記事
- 医療ITサービスへの不正アクセスから学ぶ|医療機関のセキュリティ対策と委託先管理
- 外部委託先管理|チェックシートと契約条項
- ベンダーへのセキュリティチェックシート|何を聞き、どう聞くか
- 責任分界点とは?意味とクラウド・医療情報システムでの決め方
- 医療機関のクラウドセキュリティ|責任共有・3省2ガイドライン・ゼロトラスト
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- 医療ITサービスへの不正アクセスから学ぶ|医療機関のセキュリティ対策と委託先管理
- 外部委託先管理|チェックシートと契約条項
- ベンダーへのセキュリティチェックシート|何を聞き、どう聞くか
- 事業者に確認すべき質問リスト|良い回答と危うい回答の見分け方
- 責任分界点とは?意味とクラウド・医療情報システムでの決め方
- SLAと責任分界の書き方|稼働率だけでは足りない理由
- 医療機関のサプライチェーンリスク|見えない委託先をどう把握するか
- クラウド事業者の選定基準|医療機関が確認すべき7項目
- リモートメンテナンスの安全管理|ベンダー保守接続をどう管理するか
- ガイドライン対応を外部に委託するときの論点
- クラウド利用時のガイドライン対応
- 電子カルテ更新時のセキュリティ要件|移行期が最も危ない
- 医療情報システムの調達要件にセキュリティを入れる|仕様書の書き方
- 医療SaaSのISMS|マルチテナントのリスク評価
- ISO 27017・27018とは|クラウド向けの追加認証
- 医療機関のクラウドセキュリティ|責任共有・3省2ガイドライン・ゼロトラスト
よくある質問
令和8年度のサイバーセキュリティ対策チェックリストは、いつまでに対応すればよいですか?
チェックリストには「令和8年度中にすべての項目で『はい』にマルが付くよう取り組んでください」とあり、「いいえ」の項目には令和8年度中の対応目標日を記入します。医療法に基づく立入検査で確認されます。
立入検査では、どの書類の現物を確認されますか?
チェックリストマニュアルでは、2-①の台帳(サーバ、端末、ネットワーク機器)、3-①の連絡体制図、3-③のサイバー攻撃を想定したBCP、4-①の規程類の4つは現物を確認するとされています。
電子カルテの二要素認証は、令和9年4月1日から全システムで必須になりますか?
一斉に義務化されるわけではありません。令和9年度(令和9年4月1日時点)で稼働していることが想定される医療情報システムを、今後、新規導入又は機器の入替等を伴うシステム更改をするに際しては、二要素認証を採用、又はこれに相当する対応を行うことが求められます。技術的な理由等により令和9年度までの対応が困難な場合には、令和9年度以降、直近の次期の医療情報システムの更新までを期限とします。対象は端末のアプリケーションログインとサーバのOSログインです。
安全管理ガイドライン第7.0版では、何が変わりましたか?
厚生労働省の通知(令和8年6月29日)によると、保守委託機関編の追加、サイバーセキュリティ基本法とサプライチェーンリスクの追記、パスワードの定期的な変更の要件の削除と使い回し禁止・アカウントロックの追記、二要素認証の対象の明確化などが主な変更点です。
専任のシステム担当者がいない小規模クリニックでも、ガイドラインをすべて読む必要がありますか?
第7.0版では保守委託機関編が新設されました。すべてのサーバのセキュリティアップデートを委託(クラウドサービスの利用を含む)している医療機関等は、保守委託機関編を遵守することで、その他の編の項目も遵守できているものとみなされます。対象になるかは編の中の判断図で確認します。
医療機関にISMSは必要ですか?
安全管理ガイドライン第7.0版の概説編は、安全管理措置を継続的に実施・改善するために、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を構築・運用することが求められるとしています。これは仕組みの構築・運用を求めるもので、ISO/IEC 27001の認証取得を義務づけるものではありません。
医療機関・ヘルスケア企業のセキュリティ対策をご支援します
3省2ガイドライン対応、リスクアセスメント、ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得まで、医療分野に特化して支援しています。
お問い合わせいただいた内容については、2営業日以内にご返信いたします。