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糖尿病内科の2026年度診療報酬改定 — 眼科・歯科連携が点数になった

生活習慣病管理料の質評価シフトを最も強く受ける診療科です。眼科医療機関連携強化加算・歯科医療機関連携強化加算(各60点・年1回)が新設され、合併症管理の質が直接評価されるようになりました。isCGMの選定療養化により、予防目的の自費メニューも開けています。

2026年7月30日

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糖尿病内科は、生活習慣病管理料の「質評価」シフトの影響を最も強く受ける診療科です。

本体点数(糖尿病760点)は据え置きですが、充実管理加算の相対評価が導入され、HbA1c管理率・眼科/歯科受診率・腎症フォロー率といった指標が上位区分の獲得を左右する構造になりました。加えて、眼科・歯科との連携そのものが点数化されています。

1. 主な変更点

項目変更内容新旧点数影響度
生活習慣病管理料血液検査6月1回要件化・署名廃止・充実管理加算(30/20/10点)新設。HbA1c等のアウトカム指標が相対評価に直結(Ⅰ)760点(糖尿病)据え置き(要一次確認)
眼科医療機関連携強化加算・歯科医療機関連携強化加算(新設)糖尿病患者について眼科・歯科への受診勧奨・連携を評価(年1回)各60点 新設(要一次確認)
在宅自己注射指導管理料の併算定要件緩和糖尿病を主病とする生活習慣病管理料算定患者でも、糖尿病以外の疾患に係る在宅自己注射指導管理料が算定可能に―(要一次確認)
糖尿病透析予防指導管理料生活習慣病管理料(Ⅱ)の包括範囲外として明記(併算定可の整理)。本体点数の変更は確認できず350点(据え置きとみられる・要一次確認)
isCGM(間歇スキャン式持続血糖測定器)の選定療養化2026年6月1日から、保険要件を満たさない患者(境界型・予防目的等)へ自費併用で提供可能に。料金のWeb掲載・院内掲示・厚生局届出が義務保険外(要一次確認)

2. 経営インパクトと対応

充実管理加算の相対評価では、疾病管理台帳(レジストリ)運用と未受診者リコールの仕組み化が上位区分獲得の条件になります。上位20%と「それ以外」で20点の差。対象患者を月200人抱えるクリニックなら年間約48万円の差です。

眼科・歯科連携強化加算(各60点・年1回)は単価こそ小さいものの、紹介状運用を標準化すれば手間なく積み上がります。 糖尿病患者200人のクリニックで両方を年1回算定できれば、年間24,000点=24万円。しかも合併症管理の質評価にも波及するため、充実管理加算の区分にも効きます。逆に言えば、「網膜症スクリーニングを勧めてはいるが記録に残っていない」状態は二重の機会損失です。

透析予防指導管理料の併算定整理により、多職種チーム(看護師・管理栄養士)の稼働価値が上がりました。外来スケジュールに指導枠を組み込むことをおすすめします。

isCGMの選定療養化は、境界型・予防ニーズに対する自費メニューとして新しい収益源になり得ます。ただし、料金のWeb掲載・院内掲示・厚生局への届出・同意取得というコンプライアンス整備が前提です。

3. 実務チェックリスト

  • 糖尿病患者の眼科・歯科受診状況を記録・抽出できる状態か
  • 眼科・歯科への紹介状と返書の運用を標準化したか
  • 生活習慣病管理料(Ⅰ)算定患者の最終採血日を抽出できるか
  • 透析予防指導管理料の指導枠を外来スケジュールに組み込んだか
  • isCGMを選定療養として提供する場合、Web掲載・院内掲示・届出を済ませたか

4. AIカルテはこの改定にどう効くか — 機能単位で見る

糖尿病内科の2026年は、「診ているかどうか」ではなく「合併症まで含めて管理できていることを示せるか」が評価される年になりました。ポテックのAIカルテがどう支えるのか、機能ごとにご紹介します。

機能1:会計・レセプト管理 — 年1回・6か月1回の期限を機械的に管理する

自動算定エンジンが包括・背反・回数制限をチェックし、加算の算定可否を自動判定します。

この科は期限管理の要件が集中しています。生活習慣病管理料(Ⅰ)の6か月採血、眼科・歯科連携強化加算の年1回、透析予防指導管理料の月1回。「誰が、いつ、何を最後に受けたか」を人の記憶で管理するのは、対象患者が数百人になると現実的ではありません。 未実施患者を抽出できる仕組みが、そのまま算定漏れの防止になります。

機能2:経営分析ダッシュボード — 充実管理加算の区分を狙って動く

来院実績・患者単価・月次推移を自動集計し、可視化します。

充実管理加算は相対評価です。HbA1c管理率、眼科受診率、歯科受診率、腎症フォロー率——これらを月次で見られなければ、上位区分を狙うも何もありません。 経過措置(令和9年3月まで加算1扱い)の期間中に実績を積み上げるには、まず自院の現在地を数字で知る必要があります。

機能3:AIアシスタント — 検査値のトレンドを要約する

診断提案・鑑別診断に加え、検査値のトレンド要約、患者向け説明文のパーソナライズを行います。

糖尿病の管理は、HbA1c・血糖・腎機能・脂質という複数の時系列を長期にわたって追う仕事です。数値の羅列ではなく「この6か月で何が変化したか」を要約できることは、限られた診察時間のなかで判断の質を上げます。患者向け説明文の生成は、療養計画の説明や眼科・歯科受診の勧奨といった「納得してもらう」プロセスにも効きます。

全科共通事項もあわせてご確認ください

初再診料、物価対応料、ベースアップ評価料、電子的診療情報連携体制整備加算などの共通変更点は「全科共通事項」にまとめています。

出典(主要)

この診療科の経営トレンドを読む糖尿病内科クリニックの経営トレンド2026 — 多職種の療養指導を収益化できるか
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本記事の位置づけ本記事の点数・加算・改定内容・費用相場は、コンサルティング会社・税理士法人・各医療機関の公表資料等の二次情報を基に整理したものです。実際の算定・届出・投資判断にあたっては、厚生労働省の告示・通知等の一次情報を必ずご確認ください。

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